~京都のんびりブログ~

きみに読む物語-NOTEBOOK-

2022/10/04
 
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京都の四季折々のこと、日常のことを書いてます。 趣味は読書と美術鑑賞、鴨川サイクリング。 着物やロードバイクでポタリングも。
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こんにちは、makiです。

思い出したように映画を見ました。

感想をば。

 

 

 

非常に美しい恋愛映画。

ヒロインが婚約者がいるのに昔の恋人と寝たとか、主人公も未亡人といい仲だった。

しかし、結局ヒロインを選んだ…。

主人公がセフレを作らずにずっと独り身でいれば良かったのか?ヒロインも別れた後誰とも付き合わなければ良かったのか?でも、そんな恋愛は現実的にない。誰かと付き合う事でアリーはノアの、ノアはアリーの良さを再確認出来たのではないかと思う。

もし、よくある清廉潔白な2人の恋愛とするなら映画の中だけの御都合主義だろう。

別れた後に別の人と付き合うのは、良くも悪くもすごいリアル😵‍💫

 

 

ノアのアリーに対する愛は若い時と変わらず、彼女が認知症になっても自分たちの物語を読み聞かせる。

数分でも記憶を取り戻してくれる事を信じているのだ!(この時点で既に涙が止まらない)

 

この映画の素晴らしい所は若い2人だけの幸せな恋が成就した時点で終わらなかった事、老後の2人のリアルな現実を描いた所にあると思う。

日本語版タイトルだと「きみに読む物語」となるが

これはノアからアリーへの愛なんだと思う。

2人の思い出、美しい情景を丁寧に描いたこの映画は素晴らしい。

 

 

 

 

 

1940年代のアメリカ南部の町

この映画は、貧富の差のある男女が10代の多感な時期に出会い、恋をして、そして引き離されて、また出会い、そして愛し合い、年老いた後も変わらず1人の人を愛し続ける…お話。

 

貧富の差のある男女のラブストーリーで最も有名な映画は、タイタニック。

タイタニックも男性の方が貧乏で、女性がお金持ちというのも似ているが、この映画の良いところ

完璧な悪人がいない

 

主人公の青年と離れ離れになったヒロインが、新しく恋に落ちる軍人の男性も凄くいい人ですし

2人を引き離す形にしたヒロインのお母さんも、娘のことを思っての行動

タイタニックと比べるのも違うかもしれませんが、みんながみんなそれぞれ人として悪い人は出てこないんです。

 

 

 

話はハッピーエンドで観ていて幸せな気持ちになれる。こんなにも愛されるヒロインが羨ましすぎる。

二人の過去が美しく昇華し変化した映画。

 

とにかく一途でまっすぐなノア。

365日返事も来ない手紙を書き続ける。

 

届かない手紙が長い月日を経て届き

誤解が解けた時、ノアが何年も想い続けた

アリーに言うセリフ。

 

「うまくやるのは難しい。努力が必要だ。

でも俺は努力したい。

ずっと君が欲しいから。一緒にいたいから。

 

お願いだ。将来を思い描いてみて。

30年後、40年後、誰と一緒だ?

もしヤツなら行け!

それが君の望みなら俺は耐えていける。

 

俺もヤツも両親も忘れろ。君だよ。

君はどうしたい?どうしたい?」

 

君は どうしたい?

と、アリーの気持ちを問うシーン

どれだけ彼女の事を想っているか

このブワーっと言うセリフに詰まっている。

けれど、そんな過去も全てアリーは忘れてしまう😭

それがまた観る人の心を引き付けるように思う。

 

 

少しノスタルジックな映像も好きなところ。

愛とは何か?を考えさせられる物語

結婚して添い遂げる。

見返りを求めない愛がいかに尊いかを改めて実感する映画。

 

 

 

 

2回目鑑賞して気がついたことがある。

 

もしかして……、老後のあの二人は、ノアとアリーじゃなくてロンとアリーだった?

男性が発作で倒れたとき、戦争の病院で呼ばれてた名字と同じだった。

 

こんなにも愛されるヒロインが羨ましすぎる。

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