きみに読む物語-NOTEBOOK-
こんにちは、makiです。
思い出したように映画を見ました。
感想をば。
非常に美しい恋愛映画。
ヒロインが婚約者がいるのに昔の恋人と寝たとか、主人公も未亡人といい仲だった。
しかし、結局ヒロインを選んだ…。
主人公がセフレを作らずにずっと独り身でいれば良かったのか?ヒロインも別れた後誰とも付き合わなければ良かったのか?でも、そんな恋愛は現実的にない。誰かと付き合う事でアリーはノアの、ノアはアリーの良さを再確認出来たのではないかと思う。
もし、よくある清廉潔白な2人の恋愛とするなら映画の中だけの御都合主義だろう。
別れた後に別の人と付き合うのは、良くも悪くもすごいリアル😵💫
ノアのアリーに対する愛は若い時と変わらず、彼女が認知症になっても自分たちの物語を読み聞かせる。
数分でも記憶を取り戻してくれる事を信じているのだ!(この時点で既に涙が止まらない)
この映画の素晴らしい所は若い2人だけの幸せな恋が成就した時点で終わらなかった事、老後の2人のリアルな現実を描いた所にあると思う。
日本語版タイトルだと「きみに読む物語」となるが
これはノアからアリーへの愛なんだと思う。
2人の思い出、美しい情景を丁寧に描いたこの映画は素晴らしい。
1940年代のアメリカ南部の町
この映画は、貧富の差のある男女が10代の多感な時期に出会い、恋をして、そして引き離されて、また出会い、そして愛し合い、年老いた後も変わらず1人の人を愛し続ける…お話。
貧富の差のある男女のラブストーリーで最も有名な映画は、タイタニック。
タイタニックも男性の方が貧乏で、女性がお金持ちというのも似ているが、この映画の良いところ
完璧な悪人がいない
主人公の青年と離れ離れになったヒロインが、新しく恋に落ちる軍人の男性も凄くいい人ですし
2人を引き離す形にしたヒロインのお母さんも、娘のことを思っての行動
タイタニックと比べるのも違うかもしれませんが、みんながみんなそれぞれ人として悪い人は出てこないんです。
話はハッピーエンドで観ていて幸せな気持ちになれる。こんなにも愛されるヒロインが羨ましすぎる。
二人の過去が美しく昇華し変化した映画。
とにかく一途でまっすぐなノア。
365日返事も来ない手紙を書き続ける。
届かない手紙が長い月日を経て届き
誤解が解けた時、ノアが何年も想い続けた
アリーに言うセリフ。
「うまくやるのは難しい。努力が必要だ。
でも俺は努力したい。
ずっと君が欲しいから。一緒にいたいから。
お願いだ。将来を思い描いてみて。
30年後、40年後、誰と一緒だ?
もしヤツなら行け!
それが君の望みなら俺は耐えていける。
俺もヤツも両親も忘れろ。君だよ。
君はどうしたい?どうしたい?」
君は どうしたい?
と、アリーの気持ちを問うシーン
どれだけ彼女の事を想っているか
このブワーっと言うセリフに詰まっている。
けれど、そんな過去も全てアリーは忘れてしまう😭
それがまた観る人の心を引き付けるように思う。
少しノスタルジックな映像も好きなところ。
愛とは何か?を考えさせられる物語
結婚して添い遂げる。
見返りを求めない愛がいかに尊いかを改めて実感する映画。
2回目鑑賞して気がついたことがある。
もしかして……、老後のあの二人は、ノアとアリーじゃなくてロンとアリーだった?
男性が発作で倒れたとき、戦争の病院で呼ばれてた名字と同じだった。
こんなにも愛されるヒロインが羨ましすぎる。