愛宕神社へお参り
こんにちは、makiです。
なぜかふと愛宕神社に行きたくなり、翌日に行くことを決めました(唐突〜)
そこから検索開始。
先ずはざっくりの知識。
愛宕神社とは……
愛宕神社の総本宮がある京都「火迺要慎(ひのようじん)」と書かれたお札がある。
火伏せ・防火に霊験あらたかな愛宕神社は、京都でも最高峰の霊山・愛宕山頂に鎮座している。
全国からの参拝が絶えない。標高は924m、気温は地上と10度違う。愛称は「愛宕さん」
と、火の神様がいるところのようです。
残りは帰ってから調べましょう。
火の神様のうちは八坂さんの朮吊るしてあるくらいよ。あれは竈の神様でまた違うのかな?
朝早く行けばどんなにのんびり行っても午後には帰ってこれるでしょう。片道2時間、余裕持って5時間で~と考えてると、朝出発は確定。
Google先生に聞くと朝7時代に烏丸御池駅からバス1本で行けるとの事。
問題は格好。
Twitterでの参拝者の格好を見てみると皆バラバラ。
軽装の人もいればガチガチのトレッキングの格好の人も…。
鞍馬神社から貴船行ったときよりちゃんとした格好で行こう。
あの時はまさか一山超えるとは思ってなかったのでロングスカートにミドルヒールのブーティーとかなり場違いな格好で行ったちょっと苦い思い出がある。今となっては笑い話。
さて、愛宕神社参拝者の日にちを遡るほどトレッキング勢が多いことがわかった。
着圧タイツのほうが脚の負担は軽減されるし楽なんだけど、あいにく就寝用メディキュットしかない。
ジャージは黒のみしかないので暑そうだし、なにより蜂に遭遇したとき困る。
悩んだ結果
帽子:無印ラフィア
上着:UNIQLOuvカットパーカー(親指が通せるやつ)
上:綿のTシャツ
パンツ:麻100%のストレートパンツ
靴下:綿靴下
靴:Reebokウォーキングシューズ
となりました。
残りの持ち物はリュックに詰め詰め。
タオル1枚、ハンドタオル1枚
予備中のタンクトップ2枚、Tシャツ1枚
ジップロックL(汗かいたあとの着替え入れ)
サングラス、日焼け止め、coolタイプのシーブリーズ、スポブラ?、時計、日傘、自家製梅干し(紫蘇付き)1粒、御朱印帳
お昼は途中のコンビニで買っていこう。
それではお家を出発〜@7時
烏丸御池駅に到着
既に蒸してる感がある。
先ずはコンビニでおにぎり2つと水一本get
乗り場はセブンイレブンの目の前御池通り側にある。
平日のバスは、7時16分発…のみ!!
まさかの一日1本。
これを逃すとあとは、嵐山まで出てから乗り換えになる。
気をつけよう。
バスは62系統清滝行き
少し古めかしいバスに乗り込み出発〜@7時16分
初めての場所に向かうときってなんだかドキドキ。
阪急嵐山駅で折り返し、嵐電を通り過ぎ大覚寺の前も通り過ぎるといよいよ終点間近。
どんどん人が減っていくのでなんだか心細くもなる。乗ってきた人はポールまで持ったガチ勢…。
少しくねった細いトンネルはめちゃくちゃ狭い。
すれ違いはできないので信号で交互に。
にしてもこのトンネルすごい気持ち悪いなぁ。
バスの中にいても冷房とは別のヒンヤリ感とねっちょり纏わりつくような気持ち悪さ。
まさか…、まさかね。
トンネルを抜けるとなんだか別世界に来たような感じだ。日に照らされた木々が迎え、街中とは違う爽やかな夏を感じた。
無事、終点清滝に到着!@8:08
早速2手に道が別れているわけだけどこれは…。
楽しそうな左手の下り坂から行こう。
いかにも〜な感じでいいじゃない!
下っていくと水の音。
川が見えてきた。
清滝川
早朝だからか人がいない。
そして、とっても水がきれい!
ホタルが夏は出るらしい。
そのまま道なりに進んでいくとかき氷等出してる小さなお店が。この通りのお店はここだけっぽい。
儲かるのかな〜(オイオイ)
バスを降りて歩いて7分程で愛宕山の入り口に到着。
鳥居をくぐり、いざ、出陣〜@8:20?
初っ端から急な坂のお出迎え。
さっき下った分なんじゃないかと思うほど。
後ろから男性にすいっと抜かされる。
すごい…。日々の運動不足を痛感。
頂上まで100m毎に看板が経っているので目安にできること。全部で40あるということは4km。
そして、一丁目毎にお地蔵さんがいらっしゃる。数は50体。一丁は約109m。
数字のブレが気になるものの、お地蔵さんを目安にして登ることにした。
登り始めて20分でとある異変に気がつく。
スマホ本体のストレージが足りない!!
ついでに電波は0
これではバックアップして空けることもできない。
…
、……
\(^o^)/電池はあるのに /(^o^)\ナンテコッタイ
写真取りながら登ろうと思ったけど写真はここで断念。
楽しみが一つ減ってしまった(泣)
まぁいいさ、御朱印目当てと山頂の景色を目当てに行くもんね!
因みにここから先写真撮れたらめちゃくちゃいいスポットがたくさんあった(泣)
お地蔵さん1丁目毎にって書いてあったけど途中で2体同時にいはったときもあったのでだいぶアバウトでした。
看板10個目で、茶屋跡
更地です。どうやら昔はトロッコ?が引かれていて、お茶屋さんがあって細書の休憩スポットだったようです
昭和19年(1944年)に戦争の激化に伴いケーブル線、嵐山と登山口を結ぶ鉄道線は廃止。
山上には遊園地やホテルもある一大観光スポットだったらしい。
結構ぎりぎりまでケーブル線残してたのね。
山の中だったからかな?
看板20個目
やっと半分ですが、半分感は全く無いです。
小屋があったのでそこで水分補給をしました。
湿度がひどい!汗をかいているからか不快度指数は上がりっぱなしです。
あとだいぶ息が切れてきました。
ここからはゆっくり行きます。
備考:羽虫が煩い。
看板25個目
景色がだんだん高くなってきました。
ここらへんでやっと山に登ってる実感が湧き出す。
なんだか少し楽になってきました。
下山されている方と会い始める。
看板30個目
小屋があったのでここで水分補給です。
さっきより汗もかいているはずなのに不快度指数は下がってきました。
風が爽やかにふき、心地よい疲労感です。
看板35個目
この辺で別方向から登れる道と合流します。
ここが「水尾別れ」です。
手前に小さな小屋があります。
ここでそろそろ朝買った水が切れかかる。
多分なんか水あるだろうと楽観。
曇りのおかげか幻想的な景色。
この辺から石畳がしっかりし始めます。
そろそろ登山終わりの章が見えてきたかな?
30看板目より涼しくて、いい風が吹いてます。
しばらく登ると小屋が見えてきました。
今度は扉もついてる本格派。
張り紙から見るにどうやら、昔はお花やらなんか売ってたみたいです。
この辺からお地蔵さんの数カウントアップを間違え始めたので数えるのやめました。
もう少し行くと、大きな門が見えてきました。
見たまんまですが黒い門「黒門」です。
となると、山道はここまで。ここから先は境内になる。
いやぁ~長かった~と思って目の前に行くとまた階段続き(泣)
ブレオブの祠制覇したあとのマスターバイク入手前感があります。
ヒィヒィ言いながら登っていくと、Twitterで毎朝上げられている画像の場所へ到着。なぜか元気が出てきました。不思議。
本堂手前に参拝者用のトイレがあります。
そのまま進むと社務所?があります。
本堂が見えてこないのにてっきりここがそうなのかと勘違いしてピンポン押して聞いてしまいました。恥ずかし////
本堂はもう少し上がったところですよ~と優しく教えてもらいました。
隣に自販機があったので水を買いました。ポカリは500ml200円でした。
こういう山の中の自販機は虫と遭遇するのでひと呼吸置いて取りました。幸いな事に何もいなかったです。
冷えっ冷えのものが飲みたい人はここで買うのもありだと思います。
私は完全に準備不足…、でした。
さて、そのまま道なりに進むとホントのホントに最後の石畳階段。しかも一段が高い。
上がりきって汗を軽く拭いたあと本堂と奥の神様へお参り。奥には立派な絵馬もありました。
時刻は10:30。
あまりの汗ダクダクで着替えたかったけど他のお客さんもいたので着替えはあとにすることに。
かなり汗臭くて死にそうなキブンでした。
この時点ですっかりシーブリーズを持っていたことを忘れていた。
御朱印を待っている間、よくわからない虫に刺された。赤くもなってないあれは何だったのか?
御朱印はこんなんでした。
あとは、銅板寄附のお願いで3○口と少ないながらご寄付致しました。
Twitterで上げてる写真も、撮ってもらいました!
やったね!
本当お務めされてる方の雰囲気がすごく穏やかで優しくほんわかしました。
先程の自販機近くまで降りてきました。
近くのベンチに腰を下ろして、のんびり風に当たります。
あと、ちょうど人気がなかったのでエイヤっと着替えました。
脱いだTシャツはめちゃくちゃ重く、驚きました。
そりゃ気持ち悪いわな。
着替えてスッキリしたところでおにぎり(鮭と昆布)を食べてエネルギーチャージ。あとは梅干しも少し齧ってクエン酸と塩分補給。
シーブリーズと日焼け止めを塗り直して下山出発です。@10:50
月輪寺まで行こうかなとも考えましたが、初回ということで来た道をそのまま帰ることにしました。
下りは結構前腿にクる!
途中の小屋休憩ポイントで残りの梅干しと水を流し込みつつ下ります。
看板20個目。あたりまで来ると途端に蒸し蒸し。
日差しもなんだかキツくなってきたような。
行きとは別の辛さ。筋肉が悲鳴をあげてる。
行きであった湧き水、帰りがけにコップで掬って手にかけました。めちゃくちゃ気持ちいい。
生水なので流石に飲み込めませんでしたが甘露のような優しい甘さを感じました。
「助け水」と呼ばれる由縁を実感しました。
帰り道のほうがたくさんの登山者と出会いました。
初めの鳥居をくぐって愛宕神社の参拝はおしまいです。
気分はもう川にそのまま飛込みたいくらい暑い。
着替えもう一組持ってくればよかったと切実に思いました。そしたら川に入れたのに。
川には2組の家族がそれぞれBBQしてたので川まで降りるのを諦めてそのままバス停へ向かいます。
行きで喜んで降りてたあの坂がいじめ抜いた脚にはめちゃくちゃ地獄。
数回立ち止まってやっとバス停にたどり着きました。@12:55
ちょうど5分前にバスが出発したところでした。
次のバスは13:50
約一時間後。
歩く気力もないのでそのまま待ちました。
考える気力もあまり残ってなかったのでそのまま阪急嵐山まで行って阪急で帰りました。
反省点
· 着替えは靴下込でもう一組持ってくこと。
下った後の着替えにできるor帰り銭湯に寄れる。
· 疲れ軽減させるクエン酸系の飴かを少し持ってくと良いかも。
· 水は500ml×2本は必要。
· モバイルバッテリー忘れ。
· ストレージ不足による写真画撮れなかったこと
でした。
帰ったあと、ちょっと愛宕神社について調べてみました。
今は愛宕神社と呼ばれていますが、かつては修験道場として栄えた「白雲寺」であり「愛宕権現」とも呼ばれていました。修験道七高山の一つともされ、「伊勢へ七たび 熊野へ三たび 愛宕まいりは月まいり」と言われるほど隆盛し、全国へと信仰が広まっていきました。
また愛宕山は古来から戦国武将に信仰されてきました。特に愛宕山で有名なエピソードがあるのはかの明智光秀。「本能寺の変」の直前に愛宕山でおみくじを引き、何度も凶が出たという逸話や、その後開かれた連歌「愛宕百韻」では発句で「ときは今 あめが下しる 五月かな」と天下取りの野望とも取れる歌を詠みました。
他にも戦国武将のエピソードは多々あります。その理由は白雲寺の本尊である勝軍地蔵の存在。地蔵菩薩なのに馬にまたがり雄々しい姿をしている勝軍地蔵は戦いを司る軍神。さらに奥の院には日本一の大天狗とされる愛宕太郎坊も祀られ、多くの崇敬を集めていました。
とりわけ東北の雄である伊達政宗の愛宕信仰は篤く、家臣である片倉小十郎の兜には「愛宕山大権現守護所」のお札が貼られていたほど。
片倉小十郎は大阪夏の陣に出陣する主君政宗のために京都愛宕山の白雲寺に参詣して戦勝祈願しています。その後、見事に願いが叶いお礼に絵馬を奉納しました。
その絵馬は焼失や再奉納をへて現在に至っていますが、経年劣化が激しかったため奉納400年の2015年に復元奉納が行われました。絵馬に描かれているのは、愛宕神社の神使である猪にまたがった勇猛な烏天狗姿の愛宕権現。
東北地方に愛宕神社がとくに多いのは伊達政宗の影響が大きいといわれています。
愛宕神社が一番賑わうのは「千日詣(千日通夜祭)」。7月31日の夜から8月1日の未明にかけて参拝すると千日分お参りした御利益があるとして、多くの参拝者が夜の愛宕山を登ります。
また、京都では3歳になるまでに愛宕山にお参りすると、生涯火からの災難に遭わないとされています。
1300年もの昔からこの地に鎮座してきた愛宕神社。現在の社殿は昭和4年に改修されたもので、損傷が目立ってきており、令和8年?に控えた60年に一度の丙午の大祭にあわせ、本殿屋根の葺き替え工事や参拝者がより快適に過ごせるよう境内の整備もはじめている。
ほぇー、そうなのか。
そうそう、気持ち悪さを感じていたあのトンネルの名は、「清滝トンネル」。
どうやら心霊スポットとして名を馳せているところだそうです。
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愛宕神社の基本情報
住所:京都府京都市右京区嵯峨愛宕町1
電話番号:075-861-0658
Twitter: https://twitter.com/atagojinjya?s=09