~京都のんびりブログ~

小寒

 
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京都の四季折々のこと、日常のことを書いてます。 趣味は読書と美術鑑賞、鴨川サイクリング。 着物やロードバイクでポタリングも。
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こんにちは、makiです。

今日は「二十四節気」の小寒をやっていこうと思います。

この時期はなんのかんの盛りだくさん🥰

まだまだお正月気分な時期🫠

 

小寒(しょうかん)

 

小寒とは寒さが極まるちょっと手前の頃のこと。

寒の入りを迎え、立春になる寒の明けまでの約一ヶ月が寒の内です。

 

 

寒の入り

一年で最も寒いこの時期のことを「寒の入り」と言います。小寒から始まるので、寒の入り。まだまだこれから寒くなっていくという時季ですね。

「小寒の氷、大寒に解く」という言葉があるように、小寒に張った氷が大寒に解けるほどこの時期が寒いです。確かに毎年この時期に寒波が日本列島を覆いますよね。

 

 

 

初候 芹乃栄う (せりさかう)

(新暦 およそ 1月5日〜1月9日頃)

芹がすくすくと群れて生えてくる頃。

春の七草の一つで七日には七草粥をいただきます。

 

春の七草と七草がゆ

無病息災を願う行事。

元は中国から伝わってきたものです。

今ではお正月の疲れた胃の負担を和らげる意味でもあります。

 

入っているものは、芹(せり)、薺(なずな)、御形(ごぎょう)、繁縷(はこべら)、仏の座(ほとけのざ)、菘(すずな)、蘿蔔(すずしろ)の7種類です。

すずしろだけは単語帳登録しました😅
全然出てこなくって。

 

すずなは蕪、すずしろは大根、あとはぺんぺん草です🤣

小さな頃は図鑑片手に探してみたものですがまぁ全部は見つけられません。いくつか見つけても取ってはいけないと祖母からキツく言われていました。

危ないから、ということでお店のパックしか知らないのです。

自分で摘むことにもきっと意味があるのだろうなぁ思っています。

 

そして1月7日は五節句のうちの一

人日(じんじつ)の節句

そして1月7日は五節句のうちの一つ。

過去一年の厄払いをして、今年も健康でありますようにと無病息災を、そして招福を祈願する日です。

江戸時代には、七草を包丁でとんとんと調理するとき歌を歌いながらしたそうです。

〽草なずな 唐土の鳥と

日本の鳥と 渡らぬ先に 

 

 

白馬奏覧神事(はくばそうらんしんじ)

白馬奏覧神事(はくばそうらんしんじ)は、上賀茂神社で行われる行事。

年の初めに白馬(青馬)を見ると、その年の邪気を祓うことができるという中国の故事、宮中儀式「白馬節会(あおうまのせちえ)」に倣った神事です。

御神前(おかみまえ)に七種がゆを供え、白馬を曳いて神前に進み大豆を与える「御馬飼の儀(おうまかいのぎ)」が行われます。境内では、厄除けの七種粥が振る舞われます。

 

 

どんど焼き

松飾りをつけておく期間のことを「松の内」といいます。

ざっくりとした覚え方は、関東では1月7日まで、関西では1月15日まで

この日を過ぎると、松飾りや門松は外されます。

役目を終えた正月飾りは、翌日の8日(10日や15日頃)のどんど焼きで燃やして、年神さまを天へ送る習わしです。書き初めも一緒に燃やして、燃えハシが空高く舞うと字が上達するのだとか。燃やすときにどんどや!という掛け声が名前の由来です。

 

 

 

次候 水泉動く(すいせんうごく)

(新暦では 1月10日〜14日ごろ)

地中では凍っていた泉が動きはじめるころ。10日までに供えた鏡餅は、11日に鏡開きをします。

 

 

十日戎(とおかえびす)

「十日ゑびす」は「えべっさん」こと祇園の恵美須神社

商売繁盛、家運降昌を祈願。

境内でおなじみの福笹やお飾りの授与が行われます。

特徴的なのは藁を丸く編んで朱い布と人形をあしらった「人気おおよせ」これは商売繁盛や「人がたくさん集まる」という縁起もの。

直径十センチくらいから始めて、毎年少しずつ大きなものに買い換えます。大きくなったものは小さなものに戻しても別に構わないそうです。

 

大阪の今宮神社では、1月9日の宵戎、10日は本戎、11日を残り福と三日間祭りが繰り広げられます。恵比寿さんは七福神の一人で商売繁盛の神さまです。

 

毎年、成人の日に行われる泉涌寺(せんにゅうじ)の七福神巡り。境内のお寺を福笹を持って順番に参拝し、それぞれがお祀りする福の神、福禄寿(ふくろくじゅ)、弁財天(べんざいてん)、恵比寿、布袋尊(ほていそん)、大黒天、毘沙門天(びしゃもんてん)、寿老人(しゅろうじん)とご縁を結び、福徳を授かります。さらに番外の愛染明王(あいぜんみょうおう)、楊貴妃観音を参拝して、七福神ならぬ九福神。久福ともいい、永久に福が授かる、幸せがずっと続く福巡りです。

 

鏡開き

1月11日は鏡開き

年神様に供えたお下がりとして、木槌や手で鏡餅を割っていただきます。お餅を食べると力持ちになるからと元々は武家の風習からだったとか。

地域によって日にちが異なり、京都は4日、関東は11日、松の内が15日のところは20日に。

「割る」ではなくて「開く」と呼ぶのは言霊を信じた日本人らしい言い換えですね。

何日も経ったお餅は固くてなかなか割れませんが、細かくして日干しにしてから油でからりと揚げるとおかきに。膨らむ様もまた可愛らしいですよ!

 

 

 

寒九(かんく)の雨

寒の入って9日目に雨が降ると、寒九の雨と言って豊作の吉兆とされています。最も厳しい冬の寒さの中に明るい展望を見出しているように思います。

 

 

末候 雉始めて雊く(きじはじめてなく)

(新暦では、およそ 1月15日〜1月19日頃)

雉の雄が、雌に恋をして鳴き始めるころ。

小正月は十五日、正月納めもそろそろ。

 

蝋梅(ろうばい)

年明けに咲く花の一つが蝋梅。

淡い黄色の小花が枝にいくつにも開きます。

この時期は旧暦だと12月になり、別名を「臘月(ろうづき)」とも。

 

小正月

1月1日を大正月(おおしょうがつ)、15日を小正月(こしょうがつ)と言います。旧暦ではちょうど満月を迎える頃。

新年最初の満月の日に、お正月を祝っていました。

なので本来であればこの日までが松の内。小正月には小豆粥を食べる習わしがありますが、小豆粥はお米と小豆を炊き込んだ晴れの日(ハレの日)の食べ物です。

平安時代の宮中では、小正月に米、小豆、粟(あわ)、ごま、黍(きび)、稗(ひえ)、ムツオレグサの七種粥を食べたそうです。正月中も忙しく働いた女性たちがやっと一息つける頃ということもあり、「女正月(おんなしょうがつ)」とも呼ばれます。

 

 

 

 

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