~京都のんびりブログ~

立春

 
この記事を書いている人 - WRITER -
京都の四季折々のこと、日常のことを書いてます。 趣味は読書と美術鑑賞、鴨川サイクリング。 着物やロードバイクでポタリングも。
Pocket

こんにちは、makiです。

日がすっかり空いてしまってました。

節分が過ぎて立春になってから絶妙に立て込んでなかなか進まず。

 

立春

春の兆しが現れてくるころのこと。

暦としてはこの日から春!!!

体感としてはまだまだ寒いし春らしさは感じませんが、日の入り時刻が延びて、17時を越えてもまだ空が暗くならずに西に日がほんのり残っているのを見るとこころなしかほっとするといいますか。
日が延びてきているだなぁと実感しますね。ほんのり春が近づいてきていると感じませんか??

日が沈むと夜が来てうれしい反面、寒さが相まるような気がします。
そう考えるとお日様って偉大ですね。

 

 

初候 東風凍を解く(とうふうこおりをとく)

暖かい春風が吹いて、川や湖の氷が解け出すころ。
旧暦の七十二侯では、この季節から新年が始まります。
(新暦 およそ二月四日~八日ごろ)

 

春一番

立春を過ぎて、最初に吹く南よりの強い風を「春一番」といいます。
能登や志摩より西、また壱岐の島の漁師たちが呼んでいた風の名前が歳時記や新聞で取り上げられ広まっていきました。
北陸の加賀や能登では、北風から南風になる最初の風として「ぼんぼろ風」と呼ぶそうな。


東風

東風とは春風のこと。
はて?春一番のときは南から吹く強い風のこと。でしたよね。
ではなぜなのでしょう?
元をたどっていくと、七十二気候は中国から渡ってきた暦の名残にたどりつきます。
中国で親しまれる陰陽五行の思想では、春は東を司ります。このことから東風=春風と呼びます。

 


事八日(ことようか)

12月8日と2月8日のことを「事八日」といいます。

昔から事を始めたり、納めたりする大事な日とされ、この日は無病息災と五穀豊穣を願い具沢山な「お事汁」を食べる風習がある。


初午(はつうま)

立春を過ぎて最初の午(うま)の日に稲荷詣りをする習わしが古来ありました。もちろん今も。
もともとは、田の神様を山から里へ迎え、豊作を祈る意味もありました。
京都では、伏見稲荷神社が有名です。
神社の杉の小枝を験(しるし)の杉としていただく等。

 

 

次候 黄鶯(うぐいすなく)

春の到来を告げる鶯が、美しい鳴き声を響かせるころ。
かつては梅の花の咲く季節「梅花乃芳し(うめのはなかんばし)」とも呼ばれていました。
(新暦ではおよそ 二月九日~十三日 ごろ)


鶯(うぐいす)
鶯のさえずりを聞くと、もう春だなぁと思わず耳を傾けてしまいます。
早春に鳴くことから「春告げ鳥(はるつげどり)」とも言われます。
見た目は緑がかっている褐色の鳥。
四月には山に帰ります。古来より「梅に鶯」といって、春の兆しを愛でてきました。ホーホケキョと尾を揺るがして鳴きます。
ケキョ、ケキョと続けて鳴くことを「鶯の谷渡り」といいます。


若鳥が近所にやってきて上手に鳴けるようになるまで数日練習している姿を見ると最初から上手に鳴けるわけじゃないのね!と発見もあったり。
上手に鳴ける子は早々と居なくなるのになかなか上達しない子はいつまでも居て、と鳥の毎年世界を垣間見た気になります。
京都の街中でも鶯はやってきてくれるので、季節を感じやすい環境だなぁと思うのと、また山々に囲まれているからなのかな?とも。
六甲山近くに行くと5月ごろでも鶯の鳴き声が聞けることもあります!

 

鶯餅
こしあんを求肥で包んで丸く包んだ餅の端を少しすぼめて鶯の形にした和菓子。青大豆きな粉という青えんどう豆を挽いた粉で作ったきな粉をまぶし、淡い緑色の鶯色に仕上げます。一説によると、名付け親はかの豊臣秀吉だとか!

本物の鶯もいいですが、鶯餅も大好きです!!


梅の開花

まだ寒い早春を彩る梅の花は「万葉集」の時代から
数々の歌に詠まれてきました。白梅が先んじ、紅梅が続く梅の開花に敏感だったことでしょう。桃山時代、古木の曲がりくねった幹からスッとまっすぐに伸びる若枝に花がほころぶさまは独特の梅の美として描かれました。

 

鯡(にしん)
「春告げ魚」とも言われる鯡の旬は春。
脂がのっていて酢飯によく合います。
銀色で身に張りがあるものが◎。
鯡のもつ卵は、数の子と呼ばれます。
子孫繁栄を象徴し、お正月料理に出されます。


日本三大庭園
岡山の後楽園、金沢の兼六園、水戸の偕楽園
水戸の偕楽園は梅の名所。


北野天満宮の梅祭り
学業の神様こと菅原道真公が奉られている北野天満宮。
毎年様々な種類の梅が咲き誇ります。
料金はかかりますが、とっても見ごたえがあります。

 


末候 魚氷に上る(うおこおりにあがる)

暖かくなってきて湖の氷が割れ、魚が跳ね上がるころ。
春先の薄く張った氷のことを薄氷(うすらい)と呼んでいます。
(新暦では およそ二月十四日~十八日ごろ)


青柳
潮干狩りで沢山取れるバカガイは砂抜きの難しさで敬遠されがちですが、剥き身になると一転、高級寿司ネタの「青柳」に。バカガイの貝柱は「小柱」や「あられ」と呼ばれかき揚げにすると美味。
青柳の名前の由来は、かつての産地である千葉県からといわれています。

 

この記事を書いている人 - WRITER -
京都の四季折々のこと、日常のことを書いてます。 趣味は読書と美術鑑賞、鴨川サイクリング。 着物やロードバイクでポタリングも。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Copyright© 今日も京とて , 2023 All Rights Reserved.